宇都宮 茂(うつのみや しげる)
スズキ株式会社にて生産技術職を18年。
中小製造業の現場もいくつか経て、2009年に三木康司とともにenmonoを設立。
zenschoolを共同主宰しながら、個人での対話セッションを続けている。鎌倉在住。
頭で考えて狙い、最後は身体が納得するのを待つ。テニスのサーブも、現場の段取りも、私にとっては同じ感覚です。
こんな感覚、ありませんか?
- ブログや資料は、AIが一発で仕上げてくれる。なのに何度も手直しして、出せずにいる。
- AIの性能は上がっているのに、自分の違和感のほうが増えている。
- 答えはすぐ出る。でも納得しそうになると、逆に疑いが起きてしまう。
- AIの回答が、いつの間にか自分に気持ちよく合わせているだけに思えてきた。
- AIと話し込むほど、同じところをぐるぐる回っている気がする。
当てはまるものがあれば、それが話の入口になります。
なぜ、こういう対話をしているのか
スズキ株式会社の生産技術部門に18年いました。
溶接ライン、試作、工具管理、設備導入——フィールドが変わるたびに、同じ場面が繰り返されていました。
「これで正しいはずなのに、なぜか動かない」
設計と現場の間にある、小さなズレ。理論と運用の間に生まれる、見えない摩擦。数字には出る前から、空気が変わっていく感覚。
2009年にenmonoを起業してからも、「自分が本当にやりたいコトがわからない」という人と、長く向き合ってきました。
今、同じことがAIの周りで起きていると感じています。AIに聞けば、答えは出ます。けれど、答えが出ても違和感は消えない。
AIに相談して片づく話なら、私のところに来る必要はありません。AIで片づかなくなったところから、話が始まります。
外を探し回っても見つからず、自分の中にあるものを探し始める瞬間。その入口に立ち会うのが、私の仕事だと思っています。
大切にしてきたこと
「最適化」より
「壊れず回り続けること」。
ずっとそういうことを大切にしてきた気がします。
「おもしろいからやる、ただそれだけ」と思って起業しました。
でも、「おもしろい」を見つけるのが、なかなかむずかしい。
特に今は、情報が多すぎて、自分の感覚よりも外の正解を探してしまいやすい。
頭で狙って、身体が動くのを待つ。知恵の輪は、力を入れると見逃すけれど、力を抜くとスルッと抜ける瞬間がある。テニスのサーブも、現場の段取りも、同じでした。
だから、モヤモヤは急いで答えにしなくていいと思っています。
急かさず、一緒に整理するようにしています。
そういうことを、個人的に話す時間を作っています。
どんな対話をしているか
オンラインで話しています。
雑談しているうちに、
「あ、自分はこれが気になっていたのか」と見えてくることが多い。
整理できていなくても、言葉になっていなくても、それで大丈夫です。むしろそこから始まることが多い。
テーマは人によって違います。決まったカリキュラムはありません。
私は、あなたが気に入りそうな言葉で返すことはしません。迷っているところは、迷っていると言います。一方で、急かしません。共感の言葉で急いで寄り添うことも、しません。話を聞いて、気になったところを一緒に見ていきます。
テーマ例
- AIと話すほど、自分の違和感が増えている
- 「自分が本当にやりたいこと」を整理したい
- AIとの付き合い方がしっくりきていない
- 現場で培った経験を、次にどう活かすか
- 「もっと頑張る」以外の方向を探したい
- 小さく、でも壊れずに続く仕事の形を作りたい
- 発信と仕事をどう繋げるか
- モヤモヤしているが、何がモヤモヤかわからない
まずは、話してみてください
殻を破ろうとしているタイミングの人と出会いたい。創業の頃から、そう思ってきました。
AIに聞いても片づかないとき。破りたいような、破れないような、そんなときに、今感じていることを聞かせてください。
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